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果たして銀行は仮想通貨の普及と共に消滅していくのか

BTCN

2018年08月06日

欧州議会の経済通貨委員会(ECON)は、銀行の将来について考えさせられるような、「金融関連技術の市場における競争について」という136ページの報告書を発行した。この報告書では、世界の中央銀行が発行する仮想通貨CBDCの出現がビットコインを市場から排除する可能性があると述べられている。

同書によると、ブロックチェーン技術で支えられる権威ある仮想通貨は、規制当局と共に銀行システムを維持するだけでなく強化すると推測されている。分散レジストリ技術はもはや無視できなくなるほど明らかに重要になってきている。しかし現代の銀行システムは仮想通貨の世界にどれほど統合されうるだろうか?

というのも、まさに銀行が現在新技術への道を模索しようとしており、仮想通貨が信用金庫や金融機関からの既存の慣行を取り上げようとしているのではない。アンソニー・ポムプリアーノ氏によると、現在近代金融システムにおける銀行やその他のキープレーヤーは大きな挑戦に直面しており、「デジタル金融システムへの移行は始まったばかり」であり、この新しい世界での居場所は誰も保証されていないという。

既存の銀行システムの限界

現代の銀行は非常に脆弱だ。

ジョン・マカフィー氏は米国の銀行における預金の信頼性の無さについて明言しており、その内容には十分な根拠がある ”米国内の現在の預金残高は連邦預金保険公社(FDIC)資産の370倍以上である。また銀行の投資方針はその意味で大きな疑問がある” 国債の収支がマイナスであるにも関わらず、欧州連合と米国の金融機関は国債の積極的な買い手である。債権によるこのような損失は10兆米ドルに達しており、銀行の収支に重い影を落としている。

銀行が預金保持者の資金を仮想通貨に投資し、バランスの取れたポートフォリオを生み出すとどうなるか?

ボストンカレッジのキャロル経営スクールによる54ページの調査報告書によると、さまざまな新しい仮想通貨の購入から得られる平均収入は驚くべきことに82%だという。さらに、発行されてから3ヵ月以上の仮想通貨については同数値は少なくとも150%。これらのデータは仮想通貨が高リスク投資であるとの意見に反論している。確かに仮想通貨はリスクが高い。しかし投資ポートフォリオの形成により、世界のどの銀行も提供できないレベルの収益性を達成することができる。

CBDCの発行は基本の仮想通貨の排除につながるという欧州議会の考えは、現代の銀行システムが根本的には変わらず単に新しい技術を「消化」できると望んでいるかのように見える。これは、表面的な変更のみが行われているという事実からも見えることだ。

例えば、一部の銀行は、主に国際送金目的でのみ、それも試行的に、ブロックチェーンを使用している。また、他ではブロックチェーンで特許を登録していたりする。

しかし、インターネットの登場という最初の「警笛」が鳴っていたとうの昔と同様に現行の銀行システムは基本的に変わっていない。インターネットバンキングはヨーロッパの住民の51%以上が利用し始めた結果、8年後に銀行の数は6%減少した。

また、現在、欧州28カ国の全銀行の25%がドイツに所在するなど、金融機関の集中化が起きている。ECONは、集中化により「ヨーロッパの銀行の業務効率と規模は拡大される」と結論付けているが、これは世界の多くの規制者が、ブロックチェーンの肯定的な側面を認識しながらも、取引の保管と処理を分散化するというブロックチェーンの本質を理解していないことを物語っている。

これら取引の中では情報がやり取りされ、そして伝統的な通貨と競争するだけでなくその機能をより効果的に実行できる情報媒体(「デジタル著作権」)がある。「ステーブルコインについてこれが該当している」とPinsent Masons法律事務所の専門家は話す。

銀行が実現できなかったこと

仮想通貨の中央集権的取引所も過去の産物になり、分散型プラットフォームとの競争に勝てない可能性が高い。そうなった時、銀行はどのような役割を果たすのか?

インターネットにより金融機関の物理的なオフィスがますます不要になってきている。しかしWeb 3.0の出現により、データベースは「データバンク」となり、モバイルアプリの形式を取っていても銀行のオンライン版は建物を持つフィジカルバージョンとともになくなっていく。

決済プロセスが変わっているだけでなく、仮想通貨がその機能自体を取り上げようとしている。銀行はEU内だけでなく新興国でも敗北している(さまざまな次元で縮小している)。

「英国でのブロックチェーン産業:2018年第2四半期の概要」という961ページの大規模な調査報告書の第12章にて、ブロックチェーンは金融市場の「成長中」のニッチなセグメントでしかないと述べられている。と同時に、報告書の著作者ら自身が、「この技術(=仮想通貨)に基づいた金融サービス」は「銀行サービスが行き着いていない新興国の人々」を金融界の数十億の未開発の海に受け入れることを目指していると認めた。

同書によると、アフリカでは2人に1人が仮想通貨による決済が許可されている国に住んでいる。それらの国の例としてボツワナ、タンザニア、ルワンダ、南アフリカ、ナイジェリアとウガンダが挙げられている。

ここである合理的な疑問が生じる。アフリカと南米諸国にてとてつもなく大きな広がりを見せる仮想通貨が簡単にやってのけながら、なぜ銀行が何十年にもわたって達成できないことでそれらの銀行をブロックチェーンが手助けすると思われているのか?

日本、韓国や米国のような、世界で現在ではまだ主要とされる経済圏よりも、これらの地域では、人々の仮想通貨に対する意識が高く、だからこそ仮想通貨使用の成長性の可能性を示している。

来たるべき新しい経済に必要なもの

銀行から投資ファンドに渡る現代の金融機関をバイパスする仮想通貨による所得水準およびそれを享受する可能性は、近代の金融機関がこの起きつつある新しい現実にどう統合していくのか理解が非常に難しい状況に我々が直面していることを意味している。

仮想通貨の役割は、多くの場合、伝統的な銀行のそれを越えている。一例として、自己資金が不足した場合は助けを得ることを期待しながら、米国やEUの予算システムの安定性確保のためにこれらの国々の国債を購入する。この確立された作業は、すべての新興問題を解決するために経済成長が十分高い場合にしか意味をなさない。

世界的な年金支給の問題、米国とEUでの実際の価格成長からの損失をカバーしない預金の利回り減少問題、投資家が提供する資金の大部分が高リスクな貸出政策により不動産と証券という閉じられたた「バブル(泡)」に投じられている事実などの問題は、ピンポイントでブロックチェーンまたはCBDCを導入するだけでは解決できない。

さらに、常に経済の既存のなんらかのプロセスを改善することだけの従来の技術的変化のどれとも違って、今はすべてが根本的に異なる。需要がこれらの原則を変換し、仮想通貨保有者に大きな収入をもたらすほど求められている仮想通貨こそが新たな価値システムもたらすものであることは明白である。

ソース元:BTCN

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