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仮想通貨価格の急落と競争の激化による影響を受けるマイニング企業

BTCN

2018年08月18日

ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が下落したことにより、マイニング企業は事業計画の見通しを余儀なくされている。クラウド・マイニング・サービスを提供する「Genesis Mining」は、ビットコインのマイニング・サービス料金を引き下げることを発表した。

Genesis Miningは、価格が下落し顧客のマイニング収益が低下したことを受け、1TH/sあたり285ドルの販売価格を180ドルへ引き下げた。また契約期間は5年間となっており、途中で契約解除することができない内容に変更した。

ユーザーはGenesis Miningのサービスを利用することで、 ビットコインや他の仮想通貨のマイニングをクラウド上で行うことができる。ユーザーの利点としては、マイニング機器を保有する必要がなく、契約したその日からマイニングを行うことができる。

ビットコインの価格は昨年12月に最高値1BTC=240万円を記録しているが、今年に入り価格は下落し現在は1BTC=72万円ほどで推移している。マイナーの収益も大きく落ち込んでいる。

Bitcoinchart.comの1TH/sあたりのマイニング利益率チャートは以下の通りだ。

チャート左のMining Profitabilityの1が損益分岐点となっているため、2018年3月以降マイナーは赤字を計上し続けていることになる。マイナーが保有するマイニング機器の性能や電気料金によって損益分岐点は異なるが、平均的なマイナーの収益はマイナスとなっていることを示す指標だ。

マイナーの収益を圧迫している原因は、ビットコイン価格の下落だけでなくマイニング事業の競争激化にもある。マイナーがネットワークに発するハッシュレートは、今年に入り3.4倍に増加している。

下のチャートはビットコインのハッシュレートを表している。

ビットコインのマイニングアルゴリズムは、ハッシュレートの量によってマイニング難易度を調整する。ハッシュレートが増えれば、マイニング難易度も上昇する。

下のチャートはマイニング難易度を表している。

損益分岐点の下落は、価格の下落とマイニング難易度の上昇による影響が大きい。

収益が悪化したことにより、マイニング用ハードウェアへの需要も減っている。マイニングにも活用できるGPUを販売するNvidiaは、2018年第2四半期の収支報告書を公表し、収益が第1四半期と比べて減少したことを報告した。報告書では収益減少の要因として、マイニング需要の減退が挙げられている。

NvidiaのColette Kress最高財務責任者(CFO)は、GPUの売上について以下のように述べている。

「我々はマイニングGPUの売上が1億ドルに減少すると予想していた。しかし実際の売上は1800万ドルほどだった。今年はマイニング需要が我々の事業にとって追い風になると考えていたが、これ以上の貢献は期待できないようだ」

マイニング・ハードウェアの売上は減少しており、採算が合わなくなったマイナーはすでにマイニング事業から撤退し始めているのかもしれない。

ソース元:BTCN

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