カリフォルニアに本拠を置くBlockstreamが、世界中の仮想通貨取引所、マーケットメイカー、ヘッジファンドなどを接続しセキュアな仮想通貨の取引所間決済ネットワーク「Liquid」を正式ローンチを発表した。
LiquidはBlockstreamが開発するビットコインのサイドチェーンで、2018年9月27日より23社で構成される仮想通貨関連企業で稼働がはじまった。メンバーはAltonomy、Atlantic Financial、Bitbank、Bitfinex、Bitmax、BitMEX、Bitso、BTCBOX、BTSE、Buull Exchange、DGroup、Coinone、Crypto Garage、GOPAX、Korbit、L2B Global、OKCoin、The Rock Trading、SIX Digital Exchange、Unocoin、Xapo、XBTO、Zaifとなる。
BlockstreamのCEOであるアダム・バック氏は、「Liquidは仮想通貨トレーダーの現状を変えうる」とし、声明の中で次のように語った。
「Liquidはトラストレスな取引所への道を開拓している。将来、トレーダーはトランザクションに部分的に署名し取引所に注文できるようになるだろう。価格がマッチした時だけ、署名が完了するような注文だ。この場合、取引所はトレーダーの資産を保管しないため、取引所に侵入されたとしても盗難も起こらない」
Liquidには、取引所間決済をトラストレスかつ高速に行うネットワークだ。トランザクションが高速になることによって裁定取引が効率化し、スプレッドの低下も期待できるとBitfinexのCTOであるパオロ・アルドーノ氏は語った。
その他にもいくつかの特殊な機能が備わっている。
- Liquid Bitcoin(L-BTC):L-BTCは、ビットコインと双方向ペグしたLiquid上のビットコインで、2分以内にファイナリティを伴う決済が可能となる。
- Issued Assets(IA):IAは、法定通貨やポイント、担保付資産(金など)をLiquidネットワーク上に発行し、送付することができる。
- Confidential Transaction(CT):CTは、取引の当事者間のみが知りうる取引を、Liquidネットワーク上のL-BTCやIAで行うことが可能となる。
現在、BlockstreamはビットコインのウォレットであるGreenAddressの統合、並びにオープンソースのLiquidウォレットの提供、そしてLedgerやTrezorなどのハードウェアウォレットへのサポートに向け開発を行っているとのことだ。
ソース元:BTCN
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